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秀英舎のよもやま話~“現場を止めない”~

皆さんこんにちは!

株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

~“現場を止めない”~

建築現場の生産性は、材料が“欲しい時に欲しい場所へ”届くかで決まります。荷揚げ工事(揚重)は、工程全体のボトルネックにも、加速装置にもなる要。この記事では、受入計画→動線→揚重機材→安全→品質管理まで、現場で即使える型をまとめました。


1|受入計画:トラックが到着する前に勝負あり ⏱️️

  • 時間窓の設計:朝イチは大物(骨材・長尺)、日中は消耗材、夕方は翌日先行分。

  • ラベリング:品名・階・ゾーン・施工日を大文字・耐水で統一。

  • パレット化/ユニット化:端材や小物は通い箱・番重で混載を防止。

  • 先行仮置き:エレベーター横・階段室脇に**“先出し棚”**を設け、取り出しを数秒に。

合言葉は**“置き場は倉庫ではなく交差点”**。動線の結節点に寄せると速い。


2|動線の描き方:人・モノ・機械を“ぶつけない”

  • 縦動線:タワークレーン/ホイスト/ミニラフター/高所搬送機を負荷・サイズ・日数で配分。

  • 横動線:フロアごとに一方通行を設定、台車専用レーンをテープで明示。

  • すれ違い対策:ゾーンを30分スロットで予約。電工・内装・設備のピークをずらす。

  • 危険交差:重機旋回域と歩行者導線はカラーコーン+立入禁止で完全分離。


3|揚重機材の使い分け:安全・スピード・コストの最適点 ⚙️

  • タワークレーン:重量物・長尺の主力。合図者1名固定、無線は予備機常備。

  • ホイスト(仮設昇降機):中量物の“回転力”。積載表とエレベーターログで満載運用。

  • チェーンブロック/レールシステム:天井材・配管ユニットに。吊り角60°以上を厳守。

  • 電動台車・階段昇降機:集合住宅や狭小現場の救世主。段鼻養生+防振タイヤで床を守る。

選定の指標:1サイクルの人時×回数=日負荷。ここが最小になる機材が正解。


4|安全は“型”で守る:朝礼5分の徹底

  • 合図統一:停止・巻上げ・巻下げ・旋回の手旗・言葉を掲示。

  • 吊り具点検:フックの開き・亀裂・捻じれ、ベルトの摩耗は毎朝目視+月次記録

  • 荷役範囲のゾーニング養生ネット+転倒方向の逃げを確保。

  • 気象対応風速基準で運転停止、強風時は固縛再確認と人員再配置。

ミニチェックリスト
[ ] 合図者・オペ・玉掛けの役割固定
[ ] 作業半径内の第三者立入ゼロ
[ ] 落下・転倒方向の退避路OK
[ ] 火気・高所・感電リスクの日替り共有


5|品質=“壊さない・汚さない・迷子にしない”

  • 角当て+ラップでエッジ保護。

  • 台車・床養生静音材+滑り止め

  • 写真記録:荷姿・固縛・仮置き状態を入出庫で撮影→トレーサブルに。

  • クレーム対応24時間以内の一次報告(写真・時刻・搬送経路・天候)で鮮度を担保。


6|近隣・ビル運用の配慮

  • 夜間・商業ビル静音搬送・誘導灯・作業音の分散

  • 道路占用許可掲示+交通誘導員で“見える化”。

  • 始業・終業アナウンスで近隣に“今日は何をどこまで”を通知。


7|ケース:内装仕上げ期の“荷が渋滞しない”運用例 ✨

  • 前日:翌朝4便の30分スロットを確定→ラベル印刷。

  • 当日朝:大物を先行、ホイストは満載回転、台車部隊はゾーン順送り

  • 日中:消耗材は**合流地点の“先出し棚”**へ→各職がセルフピック。

  • 結果:待機ゼロ、破損ゼロ、職長の歩行距離▲28%


まとめ

荷揚げ工事の価値は、段取り×安全×品質の“同時達成”
時間窓・動線・機材・合図・記録を“型”に落とせば、現場は止まりません。
「初日から回る仕組み」を、私たちが一緒に作ります。️✨

 

 

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