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秀英舎のよもやま話~段取り・安全・品質で現場を前に進める️~

皆さんこんにちは!

株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

~段取り・安全・品質で現場を前に進める️~

 

建築・内装・設備の工事現場では、資材が「必要なときに・必要な場所へ・必要な姿で」届くことが品質と工期の大前提です。荷揚げ(揚重)は、その前提を支える縁の下の力持ち。石膏ボードや軽量鉄骨、配管・空調機、サッシ、床材、什器、OA機器……重量物から繊細な高額機器まで、搬入→水平移動→垂直搬送→各階仮置き→仕分け→集積を一気通貫でこなします。今回は、荷揚げ業の実務を「段取り・安全・品質」の三本柱で深掘りし、現場で“今日から効く”具体策をまとめます。


1️⃣ 仕事は発注を受けた瞬間から始まる——情報の骨組みづくり️

  • 資材情報:品目・数量・寸法・重量・梱包形態(パレット/バラ/長尺)・天地無用/横倒し禁止などの条件を確定。

  • 現場条件:搬入動線、ゲートサイズ、エレベーター台数と積載、階段有無、クレーン・マストの可否、養生範囲、騒音・時間帯制限。

  • 工程接続:内装・設備・電気の作業予定と干渉を洗い出し、“どの階の・どのゾーンへ・何時までに”を秒単位で落とし込みます。
    コツ
    :発注元に「品目別の“最小割り付け単位”」を聞き出す(例:石膏ボードは“1区画=30枚”など)。置き場過多や不足を防げます。


2️⃣ デリバリー設計——トラック便割りと“ラスト10m”の設計

  • 便割り:混載せず「階別」「ゾーン別」に分便。早着・遅延の揺らぎを吸収するため、先行便は軽めに、後続便は調整枠に。

  • ラスト10m:ゲート〜仮置きまでの床レベル差、スロープ角、扉の有効幅、突起物。**“ドアノブ1本の出っ張り”**が動線を殺すことも。

  • 待機所:近隣への騒音配慮と駐停車ルールの事前合意。警備会社とも連携して“詰まり”をゼロに。
    ポイント「先に降ろす順」=「荷台で最後尾」。積み順を現場の置場順へ反転設計します。


3️⃣ 養生と保護——傷をつけない準備が最速の近道️

  • :コンパネ+ノンスリップマットで二層。曲がり角は耳当てを追加。

  • 壁・開口:角当てコーナー、支柱式プロテクタ。ドアは外して保管するか、仮蝶番でフルオープン化。

  • 養生の色分け:共用動線は青、資材置場は緑、危険部は赤など視覚ルールで事故を減らす。
    効果:養生の“上質感”はそのまま元請・施主の信頼に直結。写真記録も忘れずに。


4️⃣ 垂直搬送の選択——エレベーター/マスト/チェーンブロック‍♂️️

  • 荷物用ELV:積載・内法・かご高さ・床耐荷重を計測。偏荷重禁止養生板のたわみにも注意。

  • マストクライマー:外壁足場と干渉しない計画と風速基準。夜間は作動停止ルール徹底。

  • チェーンブロック/チルホール:小規模改修や階段のみ現場の切り札。吊点の構造確認二重掛けが鉄則。
    風対応:外部揚重は風速10m/sで中断基準。タグライン併用で振れ止め。


5️⃣ 水平移動の科学——台車・ハンドリフト・ミニクローラ

  • 台車の車輪径段差×4が目安。静音ゴムで夜間騒音を削減。

  • ハンドリフト:パレットものは差し込み方向を統一し、ピボット回転の余地を確保。

  • ミニクローラ:重量機器の室内搬入で活躍。床養生は荷重分散板を必ず。
    人の動き押す>引くが基本。背面確認員を置けば接触事故が激減。


6️⃣ 仮置きと仕分け——“使いやすい山”を作る️

  • 先使い手前、後使い奥ラベルは“廊下側”に向ける

  • 積み高さ:胸下(1,000〜1,100mm)を上限に。高積みは倒れリスク増。

  • ボード同一ロットで1山。色味差混在は後の手直しを生む。

  • 配管・ダクト曲げ半径を守る枕木配置。
    証跡:置場完成ごとに写真+配置図を共有。後工程との“場所取り”揉め事を撲滅。


7️⃣ 安全の型——KYT・TBM・指差し称呼

  • 朝礼でKYT(危険予知):落下・挟まれ・つまづき・過荷重を具体化。

  • TBMは各タスク開始前に3分:役割・動線・合図を即共有。

  • 指差し称呼:「手元良し、足元良し、上良し、周囲良し!」。声が現場のテンポを整える。
    熱中症対策:WBGT計測・塩タブ・日陰ローテーション。無理をしない勇気が命を守る。


8️⃣ 品質は“運び終わってから”評価される——外観・数量・配置

  • 外観:傷・角欠け・箱つぶれを荷卸直後にチェックし相互確認。

  • 数量:指差し読み上げと二重チェック、差異は即連絡。

  • 配置施工手順の流れに沿って“次に手に取る順”で並べる。
    報告:完了時はフロア図+写真+不足・破損リストを即送信。**“報告の速さ=信頼”**です。


9️⃣ 事例:石膏ボード1,200枚・夜間搬入・12F案件の勝ち筋

  • 条件:荷ELV1基、近隣騒音厳しめ、0:00〜5:00。

  • 設計:先行便は雑材・養生材、2〜4便で階別パレット、最終便に予備+不足吸収

  • 成果待機ゼロ/苦情ゼロ/翌朝の内装工“即着工”。鍵は先行養生階別ラベル便間隔の固定でした。


人材の力——“速さ×再現性×安全”で評価する

  • 新人教育:まずは台車と養生。1日で成功体験を。

  • ベテランの暗黙知動画SOP化(30秒×1工程)。

  • 評価は“速さ”だけでなく再現性無事故を重視。
    文化:挨拶と報連相の“当たり前”が、クレームを未然に消します。


まとめ:荷揚げは“現場を進めるプロジェクトマネジメント”

段取りで渋滞を消し、養生でクレームを消し、合図で事故を消す。荷揚げは単なる運搬ではなく、工事全体の歩調を整える仕事です。今日の一便が、明日の出来形を決める。正しく速く、そして美しく——それが現場が求める荷揚げの価値です。

 

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秀英舎のよもやま話~変遷~

皆さんこんにちは!

株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

~変遷~

 

“運ぶ”から“現場のスループットを設計する”仕事へ ️

建設現場の当たり前——必要な資材が、必要な階・必要な数・必要な時間に並んでいること。
この当たり前は、荷揚げ(揚重・資材搬入)の段取り力で成り立っています。ここ10〜20年で現場環境は大きく変わり、荷揚げ業者に求められる役割も運ぶ人から工程を前に進める人へと進化しました。本稿では、時代の変遷を振り返りながら、いま現場が荷揚げに求める中核ニーズを整理し、すぐ使える実装アイデアまで落とし込みます。


1|時代の変遷:荷揚げの“当たり前”はこう変わった

① アナログ大量搬入 → JIT・細分化搬入(半日スロット)⏱️

  • 以前:仮置き場に“まとめてドン”。現場は置場広く、工程も緩め。

  • いま:都市部の狭小現場・短工期が一般化。30〜60分の時間窓でエレベーターやクレーンを共用、午前○セット/午後○セットジャスト・イン・タイムが標準に。

② 人海戦術 → マテハン・安全標準化

  • 以前:体力勝負、属人的。

  • いま:台車・ハンドリフト・階段昇降機・簡易リフト・荷揚げロボの活用、合図・ゾーニング・養生の標準化で“軽く・安全に”。

③ 口頭連絡 → デジタル同期(ETA/ePOD/フロアマップ)

  • 以前:電話と紙伝票。

  • いま:到着予測(ETA)共有、電子受領(ePOD:写真・個数・位置)、フロア別配置図のクラウド共有で“待ち”と“探し物”を削減。

④ 一括請負 → 多職種インターフェース

  • 以前:運ぶ=完了。

  • いま:内装・電気・設備・サッシなど各職種の作業順まで踏み込み、「どの順に並べれば今日の生産性が上がるか」を設計。**“置き方の質”**が評価対象に。

⑤ 労務規制の強化 → 中継・スロット・待機課金の明確化 ⚖️

  • 長時間拘束の是正に伴い、中継輸送・時間窓厳守・待機時間の可視化が進行。“無理やりどうにか”の余地は縮小、契約と運用の設計力が差に。


2|いま現場が求める核心ニーズ(5本柱)

1) 時間の正確さ:待たせない段取り

  • スロット予約(クレーン・搬入路・EV占有)

  • ETA共有でクレーン・職種と時間で合流

  • 差し込み枠を1日数本確保して“急ぎ”に即応

2) 安全とコンプライアンス:ゼロ事故の証跡

  • 合図者の明確化、吊荷下立入ゼロ、立入禁止のゾーニング

  • 養生・角当て・バンドのSOP(写真つき手順)

  • 点検・KY結果を写真+タイムスタンプで残す

3) 品質(ダメージゼロ):置き方が生産性を決める

  • 先入れ先出し、曲げ・反り防止、作業順に合わせた並べ替え

  • 階段上げの人員配置や**中継置場(バッファ)**の設計

  • **“翌日の1手目が軽くなる”**配置図

4) トレーサビリティ:数・場所・状態の見える化

  • ePOD(数量・ロット・配置場所・傷の有無)

  • フロアごとの配置マップ共有(スマホ)

  • クレーム時の因果切り分けが即日で可能

5) サステナ&コスト:ムダ歩きゼロ/再利用前提

  • リターナブル養生・台車共用化、空搬送の削減

  • 搬入→バラシ→回収までの往復設計

  • KPIはOTIF(時間内・数量内達成)×損傷率×待機時間で評価


3|“価値提案”としての商品化(そのまま使える型)

A. OTIF保証パック(時間と数量の約束)

  • 到着時間±15〜30分数量100%配置完了時刻をKPI化。

  • 超過時は待機課金代替車手配SLAでフェイルセーフ。

B. ダメージゼロ&作業効率パック

  • 養生仕様・角当て・台車種の標準化、作業順配置図の提出。

  • 翌日の**“1手目短縮時間(min)”**をレポート。

C. デジタル同期パック

  • ETAダッシュボード+ePOD+配置マップをまとめて提供。

  • 監督・職長が**スマホで“どこに何枚”**を即確認。


4|現場で効いたミニ事例(ショートケース)

  • タワマン内装期/ボード200枚/フロア

    • Before:EV渋滞→大工手待ち多発。

    • After30分スロット各戸バッファ矢印養生

    • 効果:1フロア完了が**−90分**、損傷率ほぼゼロ。

  • オフィス改修/夜間限定

    • Before:搬入路が狭く騒音クレーム。

    • After静音キャスター養生材変更台車待機列の視覚化。

    • 効果:クレームゼロ、搬入本数**+15%**。


5|受入条件チェックリスト(合意すると強い)✅

  • 搬入時間窓/クレーン・EVの占有スロット

  • 搬入ルートの幅・高さ・曲がり半径

  • 仮置き可能スペース(中継置場)の有無・サイズ

  • 養生基準(床・壁・角)と静音要件

  • 合図者・連絡先、気象限界(風・雨・雪)

  • 待機課金・代替手配・順延のルール


6|90日でできる“ニーズ対応”ロードマップ️

0–30日

  • 積込み・養生・搬入・配置の**写真つきSOP(A4×3枚)**を作成

  • スロット予約表配置図テンプレを標準化

31–60日

  • ETA共有+ePOD運用開始(無料ツールでもOK)

  • 主要3現場で**中継置場(バッファ)**を試験導入

61–90日

  • OTIF×損傷率×待機のKPIレポートを月次化

  • 監督向けに**“受入条件シート”**の合意運用を開始


7|これからの変化に備えるヒント

  • ユニット化・大型化:一度の揚重で“置き切る”設計が増加 → 搬入路・回転半径の事前検証が鍵。

  • 夜間・静音ニーズ:商業ビル改修が増加 → 静音キャスター・低騒音機材・照度計画をパッケージ化。

  • 人手不足多能工化道具の自動化(昇降機・簡易リフト)で“軽く・速く・安全に”。

  • 環境配慮リターナブル梱包・台車リースの共同化、搬入計画のCO₂可視化が評価指標に。


結び――“運ぶ”から“前に進める”へ

荷揚げの価値は、時間・安全・品質・証跡・環境の五角形で決まります。
段取りが良ければ現場は速く、安全は上がり、コストとCO₂は下がる。
運ぶ人から現場のスループットを設計する人へ。
この視点を持つ荷揚げ業者から、指名と信頼が集まります。次の現場でまずは、スロット予約・ePOD・配置図の三点を。
“待たせない・壊さない・止めない”を、チームの新しい標準にしていきましょう。✨

 

 

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秀英舎のよもやま話~「荷を上げる」の先にあるもの~

皆さんこんにちは!

株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

~「荷を上げる」の先にあるもの~

 

マンションやオフィスビルの建設現場で、石膏ボード、サッシ、フローリング、設備機器…重くて嵩張る資材が、“必要な階に、必要な数だけ、必要な時間に”並んでいる。
その“当たり前”を支えるのが荷揚げ(資材搬入・揚重)です。スポットで呼ばれることも多い仕事ですが、現場全体の出来に直結する“影の司令塔”。ここには他の職種にはない手応え=やりがい
が詰まっています。


1|「時間を設計する」快感 ⏱️

荷揚げは工程の起点。ラフター・タワークレーン・荷捌き・ハンドリフト・資材置場…多くの歯車を噛み合わせ、遅れゼロで回す段取りはパズルを解くみたいに面白い

  • 30分幅のスロットでクレーン共用を調整

  • エレベーター占有を階ごとにローテ

  • 「先にボードを立て込む→後で配線」など職種間の最短路を引く
    組んだ段取りどおりに現場が動いた瞬間、静かなガッツポーズが出ます。


2|“目に見える成果”が毎日残る

朝は空っぽだったフロアが、昼には壁材の山が番号順に整列、夕方には翌日の作業動線まで確保
写真1枚で達成度が分かるのがこの仕事の醍醐味。職長や監督からの「助かった!」は何度聞いても嬉しい。


3|安全をつくる誇り

荷崩れ・指はさみ・転倒・飛来落下…現場事故の多くは搬入の質に左右されます。

  • 結束・荷重分散・角当ての基本

  • 通路幅・段差・勾配の事前確認

  • **“吊り下の立ち入りゼロ”**の徹底
    「何も起こらなかった一日」が最高の成果。安全を設計する仕事でもあります。


4|体力だけじゃない、“運ぶ技術”

同じ200枚の石膏ボードでも、置き方・向き・順番で大工の生産性が激変。

  • 階段上げの人員配置(上2・下1など)

  • 平台車+養生で床を守りつつ最短動線

  • 先入れ先出しで曲げ・反りを防止
    「重いものを持つ」から「軽く運べる段取り」へ。技術介在の余地が大きい。


5|多職種と“つながる”一体感

電気・空調・内装・防水・左官…すべての職種が、荷揚げの質とタイミングに乗って仕事を始めます。
「何時までに何セット並べる?」「この順でいい?」と短い会話で現場がスムーズに流れたとき、袖で現場を回している感覚が得られます。


6|現場改善が目に見えて効く

荷姿が崩れやすい、搬入口が狭い、搬送距離が長くて人がバテる…そんな“現場の痛み”を見抜いて、

  • 仮設スロープの提案

  • **中継置場(バッファ)**の設置

  • 荷台の並べ替えバンドのかけ直し
    など小さな改善で1時間の遅れが0になる。改善の手応えがダイレクトです。


7|“ありがとう”が早く届く距離感

BtoBの仕事でも、親方や職長、監督からの即時フィードバックが日常。

  • 「明日も同じ段取りで頼む」

  • 「この置き方、めっちゃ作業しやすい」
    その一言がやる気の源です。


8|キャリアの広がりが見える

  • 現場リーダー:職長として工程・安全・品質を統括

  • 機材スペシャリスト:荷揚げロボ/マテハン・各種資格を軸に

  • 施工管理・倉庫管理:段取り力を活かして管理側へ

  • 独立・請負:小隊を率いる“機動力”の商売も可能
    “段取り×安全×信頼”はどの現場でも通用するポータブルスキルです。


9|デジタルで“待たせない”を実装

  • **到着予測(ETA)**を現場と共有

  • **電子受領(ePOD)**で数量・写真・位置を即時記録

  • フロア別の配置図をスマホで確認
    紙と口頭だけの現場より、ムダ歩きが激減。身体も安全も守れます。


10|1日の流れ(例)️

  1. 朝礼・KY(危険予知)→搬入経路と合図者の確認

  2. 荷受け・仕分け→階別・部屋別にタグ付け

  3. 揚重・配置→先行スペースから順に“置き切る”

  4. 緊急差し込み対応→監督とスロット調整

  5. 終業前の整頓→翌日分の手前化(先置き・動線確保)

  6. 引き継ぎ→改善点を写真つきで共有


ケーススタディ:小さな工夫でチームの時間を救う ⛑️

状況:タワマンの内装期。石膏ボード900×1800が1フロア200枚、エレベーターは1基共有。
課題:搬入渋滞で大工が手待ち。
施策

  • エレベーターの30分スロット予約

  • 各戸の中継置場を設定し、先入れ先出し

  • 通路の矢印養生曲がり角の面当て

  • 大工側と間柱建て込みの順番を擦り合わせ
    結果:手待ちゼロ、1フロアの作業完了が前週比−90分。監督の工程も前倒しに。


新人さんへ:最初の90日で身につけたいこと

  • 基本の持ち方・置き方:指を守る角度、コーナー保護、落下方向を作らない置き方

  • 声と合図:短く、同じ言葉で。「止まれ」「上げる」「下げる」は全員同じ手で

  • 道具の基礎:台車・ハンドリフト・ベルト・ラチェットの使い分け

  • 養生の型:床・壁・角の三点セット、滑り対策

  • 安全の優先順位:重い>高い>狭い。迷ったら“止める勇気”
    できることが増えるほど、身体は楽に・現場は速く・信頼は厚くなります。


荷揚げの“やりがい”を支える3つの習慣 ✅

  1. 段取りはA4一枚に(時刻・経路・置場・連絡先)

  2. 写真で残す(ビフォー/アフター/不具合)

  3. 足場と足元を最優先(滑り・段差・転倒をゼロに)


結び——「荷を上げる」は、現場を前に進めること

荷揚げは単なる運搬ではありません。**時間を設計し、安全をつくり、作業者の生産性を最大化する“現場の推進力”**です。
今日もあなたが置いたその一山が、明日の施工を速く、楽に、安全にします。
静かな達成感と、たくさんの「助かった」を集めに、また現場へ。

 

 

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秀英舎のよもやま話~“揚重を強くする”~

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~“揚重を強くする”~

人手不足、短工期、複雑化する現場。荷揚げはデジタル×標準化で一段ステップアップできます。ここでは、予約→入庫→縦横搬送→引き渡し→可視化まで、“摩擦を減らす”実装例を紹介します。


1|配車DX:来る・積む・上げるが一気通貫 🚚📍

  • スロット予約アプリ:30分単位の受入枠。ジオフェンス通知で到着15分前に自動アラート。

  • 電子伝票(QR):受付→ホイスト→フロア受渡まで1枚のQRで追跡。

  • 混雑ヒートマップ:時間帯×ゾーンの待機分布を可視化→翌日リスケに反映。

💡 効果:待機▲30〜50%/問い合わせ電話▲90%/誤配ゼロ


2|現場標準:だれが来ても同じ品質 🧱📘

  • ラベル規格:品名/階/ゾーン/重量/設置向き(⬆︎)をA6耐水で統一。

  • 固縛テンプレ本数・位置・締付順を品目別に図解。

  • 合図カード:停止・巻上げ・徐行・非常停止の絵+短文を掲示。

  • 動線カラー:縦=青/横=緑/危険=赤。テープとサインで迷わない。

📎 新人でも初日から回せる状態をつくるのが標準化の目的。


3|センサー&記録:壊れる前に止める 🛰️🧠

  • 荷重ピン・傾斜センサー過荷重・傾きをアラート。

  • 風速・WBGT連動運転中断基準を自動通知。

  • 電子黒板入庫→揚重→設置の写真を時系列保存、1年保管でトレーサブル。


4|KPIで回す“揚重ダッシュボード” 📊

  • 平均待機時間/サイクルタイム/1便当たり積載率/破損率/歩行距離

  • 日次レポート:天候・人数・台数・遅延要因・改善点を1ページに。

  • 週次会議:数字→原因→施策→担当→期限の1行フォーマットで意思決定。


5|“止めない仕組み”——BCPと近隣配慮 🧭🧯

  • 迂回ルートと代替搬送(ホイスト停止時=ミニラフター/階段昇降機へ)。

  • 停電・豪雨時作業中断→再開手順をマニュアル化。

  • 騒音管理:夜間は静音キャスター・防振マット・小声合図、掲示で近隣へ“今日は○階搬入”を告知。🔇


6|“30日で変える”改善ロードマップ 🗺️⚙️

  • Day1–7:受入スロット表・QRラベル・合図カードを導入。

  • Day8–14:固縛テンプレ&動線カラーを全フロアへ。

  • Day15–21:ダッシュボード稼働(待機・破損・積載率の3指標)。

  • Day22–30:ハイボリューム日の先出し棚+前夜仕分けでピーク平準化。


7|事例:14階建てマンション内装期のDX導入 🎯🏢

  • Before:朝の受入集中で1時間待ち、誤配と破損が散発。

  • 施策:スロット予約、QR追跡、合図カード、先出し棚、夜間前仕分け。

  • After待機▲46%/破損ゼロ/職長の移動距離▲31%/内装班の残業▲22%
    → 仕上げ期の手戻りが激減し、引渡し前の“駆け込みストレス”が消失。✨


まとめ ✨

荷揚げ工事は、DX×標準化×安全設計で“待ち時間ゼロ・破損ゼロ”に近づけます。
予約→入庫→搬送→引渡→見える化を一本の線に。
「今の現場で何から?」に即答するなら、スロット予約とQRラベルから。私たちが導入から運用まで伴走します。📲🏗️💪

 

 

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秀英舎のよもやま話~“現場を止めない”~

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~“現場を止めない”~

建築現場の生産性は、材料が“欲しい時に欲しい場所へ”届くかで決まります。荷揚げ工事(揚重)は、工程全体のボトルネックにも、加速装置にもなる要。この記事では、受入計画→動線→揚重機材→安全→品質管理まで、現場で即使える型をまとめました。


1|受入計画:トラックが到着する前に勝負あり ⏱️️

  • 時間窓の設計:朝イチは大物(骨材・長尺)、日中は消耗材、夕方は翌日先行分。

  • ラベリング:品名・階・ゾーン・施工日を大文字・耐水で統一。

  • パレット化/ユニット化:端材や小物は通い箱・番重で混載を防止。

  • 先行仮置き:エレベーター横・階段室脇に**“先出し棚”**を設け、取り出しを数秒に。

合言葉は**“置き場は倉庫ではなく交差点”**。動線の結節点に寄せると速い。


2|動線の描き方:人・モノ・機械を“ぶつけない”

  • 縦動線:タワークレーン/ホイスト/ミニラフター/高所搬送機を負荷・サイズ・日数で配分。

  • 横動線:フロアごとに一方通行を設定、台車専用レーンをテープで明示。

  • すれ違い対策:ゾーンを30分スロットで予約。電工・内装・設備のピークをずらす。

  • 危険交差:重機旋回域と歩行者導線はカラーコーン+立入禁止で完全分離。


3|揚重機材の使い分け:安全・スピード・コストの最適点 ⚙️

  • タワークレーン:重量物・長尺の主力。合図者1名固定、無線は予備機常備。

  • ホイスト(仮設昇降機):中量物の“回転力”。積載表とエレベーターログで満載運用。

  • チェーンブロック/レールシステム:天井材・配管ユニットに。吊り角60°以上を厳守。

  • 電動台車・階段昇降機:集合住宅や狭小現場の救世主。段鼻養生+防振タイヤで床を守る。

選定の指標:1サイクルの人時×回数=日負荷。ここが最小になる機材が正解。


4|安全は“型”で守る:朝礼5分の徹底

  • 合図統一:停止・巻上げ・巻下げ・旋回の手旗・言葉を掲示。

  • 吊り具点検:フックの開き・亀裂・捻じれ、ベルトの摩耗は毎朝目視+月次記録

  • 荷役範囲のゾーニング養生ネット+転倒方向の逃げを確保。

  • 気象対応風速基準で運転停止、強風時は固縛再確認と人員再配置。

ミニチェックリスト
[ ] 合図者・オペ・玉掛けの役割固定
[ ] 作業半径内の第三者立入ゼロ
[ ] 落下・転倒方向の退避路OK
[ ] 火気・高所・感電リスクの日替り共有


5|品質=“壊さない・汚さない・迷子にしない”

  • 角当て+ラップでエッジ保護。

  • 台車・床養生静音材+滑り止め

  • 写真記録:荷姿・固縛・仮置き状態を入出庫で撮影→トレーサブルに。

  • クレーム対応24時間以内の一次報告(写真・時刻・搬送経路・天候)で鮮度を担保。


6|近隣・ビル運用の配慮

  • 夜間・商業ビル静音搬送・誘導灯・作業音の分散

  • 道路占用許可掲示+交通誘導員で“見える化”。

  • 始業・終業アナウンスで近隣に“今日は何をどこまで”を通知。


7|ケース:内装仕上げ期の“荷が渋滞しない”運用例 ✨

  • 前日:翌朝4便の30分スロットを確定→ラベル印刷。

  • 当日朝:大物を先行、ホイストは満載回転、台車部隊はゾーン順送り

  • 日中:消耗材は**合流地点の“先出し棚”**へ→各職がセルフピック。

  • 結果:待機ゼロ、破損ゼロ、職長の歩行距離▲28%


まとめ

荷揚げ工事の価値は、段取り×安全×品質の“同時達成”
時間窓・動線・機材・合図・記録を“型”に落とせば、現場は止まりません。
「初日から回る仕組み」を、私たちが一緒に作ります。️✨

 

 

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秀英舎のよもやま話~経済的役割~

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~経済的役割~

建設現場において、「荷揚げ工事」はしばしば地味な作業と見なされがちですが、実はその経済的役割は極めて重要です。建設プロジェクト全体の効率、コスト、工程管理に深く関わる荷揚げ作業は、単なる物流の一部ではなく、建設業の収益構造に影響を与える存在です。

1. 荷揚げ工事の基礎的な役割

荷揚げ工事とは、建材や機材を建設現場に搬入する作業を指します。大規模プロジェクトであれば、数百種類以上の資材が、決められた時間に決められた場所へ搬入される必要があります。この工程がスムーズでなければ、施工は遅れ、コストもかさむことになります。

▷ 時間=コストの意識

特に都市部では、工期の短縮が求められ、1日ごとの遅延が数百万円の損失につながることもあります。効率的な荷揚げ作業は、工期遵守とコスト削減の鍵であり、ひいてはプロジェクトの収益性に直結します。

2. 荷揚げ業者と建設業界の経済的連携

荷揚げ業務は、多くの場合、専門の外注業者(荷揚げ屋)に委託されます。これにより、建設会社は資材搬入にかかる人件費や労務管理の負担を軽減できます。特に中小の内装業者やゼネコンにとって、信頼できる荷揚げ業者とのパートナーシップは、工程全体の効率化とコスト最適化に直結します。

▷ 多重下請け構造の中での役割

日本の建設業界では、ゼネコン—サブコン—専門工事業者—荷揚げ業者という多重下請け構造が一般的です。荷揚げ業者は末端の存在ながら、その働きによって上流の業務が支えられているため、実質的には建設プロジェクト全体の根幹に関わっていると言えます。

3. 荷揚げの効率化がもたらす経済効果

近年では、荷揚げ作業の効率化が建設現場の生産性を大きく左右するようになっています。以下はその一例です:

  • ジャストインタイム搬入:倉庫スペースの削減、現場の整理整頓促進

  • 機械・ITの導入:電動昇降機、資材管理アプリの利用により作業の無駄を削減

  • 多能工の育成:荷揚げと軽作業を兼務できる人材の配置による人件費削減

こうした工夫は、建設現場の全体的なコスト削減と利益率の向上に貢献しています。

4. 地域経済への波及効果

荷揚げ工事は、地域の雇用創出にも寄与しています。都市部では日雇いや契約社員としての雇用が多く、若者や副業層の就業機会としても機能しています。また、荷揚げ業者は多くが中小企業であり、地域の経済活動の一翼を担っている存在です。

5. 経済のデジタル化と荷揚げ業界の未来

物流のスマート化が進む中で、荷揚げ工事もまたデジタル化の波を受けています。資材搬入スケジュールの自動最適化や、RFIDタグによる資材追跡などが導入されつつあり、従来の人海戦術からの脱却が期待されています。

 

 

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秀英舎のよもやま話~多様化~

皆さんこんにちは!

株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

~多様化~

 

近年、建設業界における「荷揚げ工事」が多様化しています。かつては単に「重い資材を人力で搬入する作業」として認識されていた荷揚げ工事ですが、時代とともにその在り方は大きく変化しています。本記事では、荷揚げ工事の多様化がもたらす影響と、その背景にある社会的・技術的変化について詳しく解説します。

1. 荷揚げ工事とは?

荷揚げ工事とは、建設現場において、建材や設備機器などを現場内に運び込む作業のことです。特にマンションやビルの内装工事においては、エレベーターや階段を利用して高層階へ荷物を運搬するケースも多く、体力と経験が求められる仕事です。

2. 多様化の背景

(1) 労働力不足と高齢化

日本の建設業界は慢性的な人手不足と高齢化に悩まされています。かつては若手の作業員が中心だった荷揚げ業務も、今では外国人技能実習生や高齢者、女性など、さまざまな層が担うようになっています。

(2) 働き方改革と安全性重視

重労働や長時間労働を避ける動きが進む中、荷揚げ作業にも改善が求められるようになりました。作業時間の短縮、休憩の確保、負荷分散などを図るために、チーム制の導入や機械の活用が進んでいます。

(3) 技術革新の影響

最近では、ロボットアシストや電動昇降機などを用いた荷揚げ作業も増えており、人手に頼らない作業スタイルが注目されています。また、資材のサイズや形状も多様化しており、それに合わせた搬入方法の工夫が求められています。

3. 多様な人材と現場の工夫

多様な人材が現場に入ることで、これまでにない発想や工夫が生まれています。たとえば、女性作業員の増加に伴い、軽量化された資材の導入や、手押し台車・スリングなどの補助器具の活用が進んでいます。

また、外国人労働者とのコミュニケーションを円滑にするための多言語マニュアルの整備、ICTを活用した業務指示の効率化も大きな変化です。

4. 今後の展望

今後の荷揚げ工事は、より「スマート」に、そして「柔軟」に変わっていくと予想されます。単なる力仕事から、知識や創意工夫を活かす仕事へと変わる中で、働く人の多様性がさらなる品質向上や現場の効率化を後押ししていくでしょう。

 

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秀英舎のよもやま話~注意点~

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株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

【安全・正確が命】揚重業者が現場で必ず守るべき注意点とは?

建設現場の中で、人知れず現場の“基盤”を支えるのが揚重業者です。資材の搬入・配置というシンプルなようで高度な業務には、「事故のリスク」「工程の遅延」「品質低下」など、多くの課題が潜んでいます。

揚重作業を行う際に特に注意すべきポイントを、実務の視点から深掘りしてご紹介します。


1. 基本は“安全第一”作業前の点検と準備

■ KY活動(危険予知)の徹底

  • 日々の作業前に「何が危険か」を予測し、共有する

  • 初見の現場では特に入念な確認が必要

■ 装備の確認

  • 安全靴・ヘルメット・軍手・反射ベストの着用

  • クレーンや台車、リフト等の工具類の点検

  • 玉掛け、吊具の破損や摩耗のチェック

■ 天候や足場状態の確認

  • 雨天や凍結による滑りやすさへの対応

  • 凹凸の多い現場では歩行ルートも要注意


2. 揚重中の注意点:動作の“基本と確認”

■ 声かけと連携

  • 合図や声かけを怠らない:一人で動かず、周囲との連携が最重要

  • クレーン操作中や狭所での作業時は合図者の指示に絶対従う

■ 姿勢と持ち方

  • 腰を曲げずに「膝を使って持ち上げる」基本姿勢

  • 片寄った荷重・不安定な持ち方は転倒や腰痛の原因に

■ 作業動線の確保

  • 通路の確保、障害物の除去

  • 同時に複数班が作業する場合は搬入ルートの分離が理想


3. 搬入先・設置時の注意点:配置精度と周囲確認

■ 搬入指示の厳守

  • 資材の仮置き・仕分けは正確な位置に

  • 指示を自己判断で変更せず、必ず確認を取る

■ 他職種との干渉を防ぐ

  • 電気・内装・設備職と作業時間や動線が重なるケースあり

  • お互いの作業を尊重し、干渉・破損リスクを減らす調整が必要

■ 資材の保管状態

  • 長尺物や重量物の転倒防止策(木当て、テープ固定)

  • 雨天時の養生(シート・カバー)による材料保護


4. 時間と効率の管理:段取りと柔軟性

■ 資材到着時間の把握

  • 無駄な待機時間を防ぐには、搬入順・時間の把握が不可欠

  • 運搬車両やリフトとの連携もポイント

■ 適材適所の人員配置

  • 作業内容に応じて、体力・熟練度を見た役割分担

  • 初心者は経験者のサポート下で作業させる


5. 精神面:集中力と責任感

■「いつもと同じ」が事故を招く

  • 慣れた作業ほど気を抜かず、毎回慎重に

  • 「ちょっとだけ」「あとでやる」が重大事故の原因に

■ 疲労と無理のサインに注意

  • 長時間作業や炎天下・寒冷下では、体調管理が最優先

  • 無理をしない。報告・相談を怠らない文化が大切

 

 

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秀英舎のよもやま話~楊重~

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株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

【現場を動かす“縁の下の力持ち”】

 

高層ビル、商業施設、マンション、イベント会場――これらの空間が完成するまでには、さまざまな作業が組み合わさっています。その中で、目立たないけれど極めて重要なのが「揚重(ようじゅう)」という作業です。揚重業者は、建設現場に資材を運び込み、作業効率や安全性を支える“縁の下のプロフェッショナル”なのです。

今回は、揚重とは何か?その社会的背景と専門性、そして現場での役割について深く掘り下げてご紹介します。


1. 揚重とは何か?―定義と基本作業

■ 揚重の意味

「揚重」とは、建設現場において建材・機材・資材を指定の場所に搬入・搬出・配置する作業のことを指します。単なる“荷物運び”ではなく、**重量物や大型資材を“安全かつ効率的に運搬する専門作業”**です。

■ 揚重業者の主な業務内容

  • 仮設資材や内装資材の搬入・搬出

  • 建設現場の階層間での資材移動

  • エレベーターやクレーンを用いた荷揚げ作業

  • 作業後の現場清掃・整備


2. なぜ“揚重”が重要なのか?

■ 作業効率を左右する基礎業務

  • 資材が所定の位置に時間通り届かないと、内装・設備工事が進まない

  • 建設全体の工程管理に直結する“基盤業務”

■ 安全性と事故防止に直結

  • 重量物や長尺物は取り扱いを誤ると重大事故につながる

  • 専門業者が“適切な搬入手順”を知っていることで現場全体が安全に

■ 各職種の“橋渡し”的存在

  • 左官、配管、電気、内装など各工種の作業を“スムーズに始められるよう段取り”をする役目


3. 揚重業者に求められるスキルと視点

■ 肉体労働だけではない「判断力と段取り力」

  • 搬入経路の確認と最適な順番の組立て

  • 資材の種類による持ち方・置き方の工夫

  • 他作業者とのタイミング調整

■ 機械操作や資格の取得も重要

  • 小型移動式クレーン、玉掛け、高所作業車などの操作資格

  • 建築現場での安全衛生講習・KY(危険予知)活動への参加


4. 社会的背景:建設業界の“縁の下の支柱”

■ 人手不足の中で注目される専門職

  • 技術職・施工管理に比べて注目度が低いが、建設現場に不可欠な作業

  • 若者・外国人技能実習生の受け入れで担い手の確保が課題に

■ 現代建築の高層化・複雑化による負担増

  • 超高層建築の資材搬入は計画と実行の高度なバランスが求められる

  • 建材の大型化・重量化により、揚重の重要度はさらに増している


5. 揚重の未来―機械化と人の融合

■ ロボット・搬送支援機器の導入

  • 自動搬送ロボット、昇降式台車などの導入が進む

  • ただし、現場ごとの柔軟対応や判断力は人間にしかできない部分も多い

■ 揚重職は「支えるプロフェッショナル」

  • 建設現場で“あって当たり前”の資材が“誰によって、どうやって”運ばれているのか

  • その見えない努力を担う揚重業者こそ、現場のリズムを作る存在です

 

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秀英舎のよもやま話~未来~

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荷揚げ工事の未来はどうなる?進化する建設現場と求められる変革


前回に続き、今回は「荷揚げ工事の未来」について深掘りしていきます。

テクノロジーの導入、法整備、人材確保など、いま荷揚げ業界に求められている変化とは何か?未来を切り拓くためのキーワードを見ていきましょう。


🤖 荷揚げ作業にロボットは使えるのか?

 

建設現場における省人化の流れのなか、ロボットやアシスト機器の導入が進んでいます。

  • パワーアシストスーツによる腰痛リスクの軽減

  • 自動搬送機(AGV)による資材運搬の自動化

  • ドローンによる資材位置確認や現場把握

こうした技術はすでに一部現場で試験運用されており、将来的には**「人と機械の協働」**が主流になる可能性もあります。


📱 IT活用による現場の効率化

 

  • 現場ごとの搬入計画をアプリで共有

  • 搬入時間のスケジューリング自動化

  • 労働管理・日報作成のクラウド化

これにより、「手配ミス」や「待機時間のロス」が減り、職人・監督・荷揚げチームの連携強化が進みます。


🧑‍🏭 働き方改革と若者の獲得

 

今後の課題は、いかにして若年層をこの業界に呼び込むか。

  • 社会保険完備・日払い制度の整備

  • 「見える化」されたキャリアパス

  • 女性スタッフの積極採用と現場整備

荷揚げ工事=“キツい・危険”というイメージから脱却し、**「しっかり稼げて、成長できる仕事」**として見せていくことが重要です。


🌱 環境配慮型資材との関係

 

今後、建築資材にも軽量化・再利用化の流れが進んでいくと予想されます。
これにより荷揚げ作業の負担も軽減され、持続可能な現場運営が可能になります。

  • 軽量ボードの普及

  • 組立式ユニット部材の増加

  • 廃材削減と同時搬出の徹底

など、現場にやさしい環境づくりが荷揚げにも好影響を与えるでしょう。


🔍 専門職としての地位向上へ

 

建設業全体の中で、荷揚げ職人の役割はまだまだ“下請け的存在”と見られがちです。
しかし、今後はその専門性をアピールし、**「施工の最初に関わる責任ある職種」**として認知を広める必要があります。

資格制度や技能検定の創設なども、職業的な地位向上に寄与するでしょう。


✨まとめ:荷揚げ工事は、建設業の“はじまりを作る仕事”へ

 

未来の建設現場では、単に資材を運ぶだけでなく、安全・効率・環境・人材育成すべての面で高度化が求められます。

その中で荷揚げ工事も、テクノロジーと人の融合によって、次のステージに進化していくのです。

「建設のはじまりは、荷揚げから」
そう語られる日も、遠くないかもしれません。

 

 

次回もお楽しみに!

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