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月別アーカイブ: 2025年8月

秀英舎のよもやま話~“揚重を強くする”~

皆さんこんにちは!

株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

~“揚重を強くする”~

人手不足、短工期、複雑化する現場。荷揚げはデジタル×標準化で一段ステップアップできます。ここでは、予約→入庫→縦横搬送→引き渡し→可視化まで、“摩擦を減らす”実装例を紹介します。


1|配車DX:来る・積む・上げるが一気通貫 🚚📍

  • スロット予約アプリ:30分単位の受入枠。ジオフェンス通知で到着15分前に自動アラート。

  • 電子伝票(QR):受付→ホイスト→フロア受渡まで1枚のQRで追跡。

  • 混雑ヒートマップ:時間帯×ゾーンの待機分布を可視化→翌日リスケに反映。

💡 効果:待機▲30〜50%/問い合わせ電話▲90%/誤配ゼロ


2|現場標準:だれが来ても同じ品質 🧱📘

  • ラベル規格:品名/階/ゾーン/重量/設置向き(⬆︎)をA6耐水で統一。

  • 固縛テンプレ本数・位置・締付順を品目別に図解。

  • 合図カード:停止・巻上げ・徐行・非常停止の絵+短文を掲示。

  • 動線カラー:縦=青/横=緑/危険=赤。テープとサインで迷わない。

📎 新人でも初日から回せる状態をつくるのが標準化の目的。


3|センサー&記録:壊れる前に止める 🛰️🧠

  • 荷重ピン・傾斜センサー過荷重・傾きをアラート。

  • 風速・WBGT連動運転中断基準を自動通知。

  • 電子黒板入庫→揚重→設置の写真を時系列保存、1年保管でトレーサブル。


4|KPIで回す“揚重ダッシュボード” 📊

  • 平均待機時間/サイクルタイム/1便当たり積載率/破損率/歩行距離

  • 日次レポート:天候・人数・台数・遅延要因・改善点を1ページに。

  • 週次会議:数字→原因→施策→担当→期限の1行フォーマットで意思決定。


5|“止めない仕組み”——BCPと近隣配慮 🧭🧯

  • 迂回ルートと代替搬送(ホイスト停止時=ミニラフター/階段昇降機へ)。

  • 停電・豪雨時作業中断→再開手順をマニュアル化。

  • 騒音管理:夜間は静音キャスター・防振マット・小声合図、掲示で近隣へ“今日は○階搬入”を告知。🔇


6|“30日で変える”改善ロードマップ 🗺️⚙️

  • Day1–7:受入スロット表・QRラベル・合図カードを導入。

  • Day8–14:固縛テンプレ&動線カラーを全フロアへ。

  • Day15–21:ダッシュボード稼働(待機・破損・積載率の3指標)。

  • Day22–30:ハイボリューム日の先出し棚+前夜仕分けでピーク平準化。


7|事例:14階建てマンション内装期のDX導入 🎯🏢

  • Before:朝の受入集中で1時間待ち、誤配と破損が散発。

  • 施策:スロット予約、QR追跡、合図カード、先出し棚、夜間前仕分け。

  • After待機▲46%/破損ゼロ/職長の移動距離▲31%/内装班の残業▲22%
    → 仕上げ期の手戻りが激減し、引渡し前の“駆け込みストレス”が消失。✨


まとめ ✨

荷揚げ工事は、DX×標準化×安全設計で“待ち時間ゼロ・破損ゼロ”に近づけます。
予約→入庫→搬送→引渡→見える化を一本の線に。
「今の現場で何から?」に即答するなら、スロット予約とQRラベルから。私たちが導入から運用まで伴走します。📲🏗️💪

 

 

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秀英舎のよもやま話~“現場を止めない”~

皆さんこんにちは!

株式会社秀英舎、更新担当の中西です!

 

~“現場を止めない”~

建築現場の生産性は、材料が“欲しい時に欲しい場所へ”届くかで決まります。荷揚げ工事(揚重)は、工程全体のボトルネックにも、加速装置にもなる要。この記事では、受入計画→動線→揚重機材→安全→品質管理まで、現場で即使える型をまとめました。


1|受入計画:トラックが到着する前に勝負あり ⏱️️

  • 時間窓の設計:朝イチは大物(骨材・長尺)、日中は消耗材、夕方は翌日先行分。

  • ラベリング:品名・階・ゾーン・施工日を大文字・耐水で統一。

  • パレット化/ユニット化:端材や小物は通い箱・番重で混載を防止。

  • 先行仮置き:エレベーター横・階段室脇に**“先出し棚”**を設け、取り出しを数秒に。

合言葉は**“置き場は倉庫ではなく交差点”**。動線の結節点に寄せると速い。


2|動線の描き方:人・モノ・機械を“ぶつけない”

  • 縦動線:タワークレーン/ホイスト/ミニラフター/高所搬送機を負荷・サイズ・日数で配分。

  • 横動線:フロアごとに一方通行を設定、台車専用レーンをテープで明示。

  • すれ違い対策:ゾーンを30分スロットで予約。電工・内装・設備のピークをずらす。

  • 危険交差:重機旋回域と歩行者導線はカラーコーン+立入禁止で完全分離。


3|揚重機材の使い分け:安全・スピード・コストの最適点 ⚙️

  • タワークレーン:重量物・長尺の主力。合図者1名固定、無線は予備機常備。

  • ホイスト(仮設昇降機):中量物の“回転力”。積載表とエレベーターログで満載運用。

  • チェーンブロック/レールシステム:天井材・配管ユニットに。吊り角60°以上を厳守。

  • 電動台車・階段昇降機:集合住宅や狭小現場の救世主。段鼻養生+防振タイヤで床を守る。

選定の指標:1サイクルの人時×回数=日負荷。ここが最小になる機材が正解。


4|安全は“型”で守る:朝礼5分の徹底

  • 合図統一:停止・巻上げ・巻下げ・旋回の手旗・言葉を掲示。

  • 吊り具点検:フックの開き・亀裂・捻じれ、ベルトの摩耗は毎朝目視+月次記録

  • 荷役範囲のゾーニング養生ネット+転倒方向の逃げを確保。

  • 気象対応風速基準で運転停止、強風時は固縛再確認と人員再配置。

ミニチェックリスト
[ ] 合図者・オペ・玉掛けの役割固定
[ ] 作業半径内の第三者立入ゼロ
[ ] 落下・転倒方向の退避路OK
[ ] 火気・高所・感電リスクの日替り共有


5|品質=“壊さない・汚さない・迷子にしない”

  • 角当て+ラップでエッジ保護。

  • 台車・床養生静音材+滑り止め

  • 写真記録:荷姿・固縛・仮置き状態を入出庫で撮影→トレーサブルに。

  • クレーム対応24時間以内の一次報告(写真・時刻・搬送経路・天候)で鮮度を担保。


6|近隣・ビル運用の配慮

  • 夜間・商業ビル静音搬送・誘導灯・作業音の分散

  • 道路占用許可掲示+交通誘導員で“見える化”。

  • 始業・終業アナウンスで近隣に“今日は何をどこまで”を通知。


7|ケース:内装仕上げ期の“荷が渋滞しない”運用例 ✨

  • 前日:翌朝4便の30分スロットを確定→ラベル印刷。

  • 当日朝:大物を先行、ホイストは満載回転、台車部隊はゾーン順送り

  • 日中:消耗材は**合流地点の“先出し棚”**へ→各職がセルフピック。

  • 結果:待機ゼロ、破損ゼロ、職長の歩行距離▲28%


まとめ

荷揚げ工事の価値は、段取り×安全×品質の“同時達成”
時間窓・動線・機材・合図・記録を“型”に落とせば、現場は止まりません。
「初日から回る仕組み」を、私たちが一緒に作ります。️✨

 

 

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