皆さんこんにちは!
株式会社秀英舎、更新担当の中西です!
~“荷揚げ職人”~
建設現場で作業を見ていると、材料が次々と高層階へ運ばれていく光景を目にします。
石膏ボード、フローリング材、軽量鉄骨材(LGS)、配管、サッシ、建具、設備機器…。
しかし、それらを 「どうやって」「誰が」「どのような手順で」 運び込んでいるのか、一般の人はほとんど知りません。
その裏側には必ず、
“荷揚げ屋(荷揚げ職人)”の存在があります。
彼らは建設のスピードと安全を支える、いわば“影の立役者”です💪🔥
ここでは、荷揚げ業の仕事の流れ、必要な技術、安全管理、現場での判断力、チームワークの大切さまで、専門的に深く解説します。
目次
荷揚げ業とは、建設現場へ搬入される 重量物・長尺物・資材 を、指定された階・部屋・場所まで運び込む専門職です。
取り扱うものは多岐にわたり…
石膏ボード(12.5mm・15mm)
LGS(軽量鉄骨)
フローリング
巾木
内装建材
住設(ユニットバス、キッチン、洗面台)
サッシ
空調機器
太陽光パネル
タイル・石材
防火材
各種設備配管
コンパネや長尺材
など、“建物に必要なほぼすべての材料”が対象です。
重量物だけでなく長い材料も多く、
持ち方・運び方・角の回し方・養生の工夫など、非常に高度な技術が求められます。
現場の監督や他の職種と連携し、安全ポイントを共有します。
今日の動線
クレーンの使用有無
ホイスト・モノレールの稼働状況
他職との作業干渉
天候や滑りリスク
これらを把握してから作業開始。
ドライバーと指示書を確認し、積み荷をチェックします。
荷崩れ防止、数量確認、傷がないかを確認しながら、
搬入ルートに合わせて資材を組み替えることも。
ここがすでに“プロの段取り力”です。
建物内へ資材を運び込みます。
階段搬入
エレベーター(工事用)
ホイスト・モノレール
手運び
台車搬送
クレーン吊り上げ
現場により環境はさまざま。
荷揚げ屋は状況に応じて最適な搬入方法を瞬時に判断します。
職人が作業しやすいよう、
“どの材料を・どこへ・どの順番で” 置くかを考えます。
石膏ボードひとつでも、
ロング
レギュラー
耐火
防音
天井用
など種類は多く、間違えると工期に影響します。
資材に傷をつけないのは当然ですが、建物の壁や床も守らなくてはいけません。
コーナー養生
養生シート敷き
養生テープ
角材で浮かせる
スペース確保
荷揚げの質は、「傷をつけずにキレイに終われるか」で決まると言っても過言ではありません。
ユニットバス、室外機、石材、大型設備など重量物は、2〜6人のチームで運搬します。
声かけが命で、
「いくよ!」
「よいしょ」
「下ろすよ!」
「せーの!」
などの掛け声でリズムを合わせ、怪我を防ぎます。
最後に周辺の清掃、資材の転倒や散乱がないかをチェック。
荷揚げ屋は 「運んで終わり」ではなく、「安全に現場を仕上げて終わり」 が仕事なのです✨
石膏ボードは風に弱く、腰を痛めやすい材料。
LGSは長尺で曲がりやすい。
建具は傷が命取り。
種類によって持つ位置・角度が異なります。
狭い廊下・階段・カーブ。
先にどの材料を通すかで効率が変わる。
これが“段取り力”。
声かけ、テンポ合わせ、役割分担。
荷揚げは1人では成立しない仕事。
毎日がトレーニング。
食事・睡眠・ストレッチ・筋トレも実務のうち。
作業の8割は“危険予知”で決まると言われるほど。
つまづき
転倒
角当て
指挟み
資材倒れ
常にリスクを読みながら作業を進めます。
荷揚げの最大の魅力は、
建物ができていく過程に一番近い場所で仕事ができること。
自分が運んだ材料で建物ができていく
現場から頼られる存在
達成感がダイレクトに味わえる
チームで完成を目指すワクワク感
身体はキツいけれど、それ以上に誇りのある仕事です😄🔥
そして弊社では一緒に働く仲間も募集をしております♪
お問い合わせはお気軽に♪
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