
皆さんこんにちは!
株式会社秀英舎、更新担当の中西です!
~“現場を止めない”~
建築現場の生産性は、材料が“欲しい時に欲しい場所へ”届くかで決まります。荷揚げ工事(揚重)は、工程全体のボトルネックにも、加速装置にもなる要。この記事では、受入計画→動線→揚重機材→安全→品質管理まで、現場で即使える型をまとめました。
時間窓の設計:朝イチは大物(骨材・長尺)、日中は消耗材、夕方は翌日先行分。
ラベリング:品名・階・ゾーン・施工日を大文字・耐水で統一。
パレット化/ユニット化:端材や小物は通い箱・番重で混載を防止。
先行仮置き:エレベーター横・階段室脇に**“先出し棚”**を設け、取り出しを数秒に。
合言葉は**“置き場は倉庫ではなく交差点”**。動線の結節点に寄せると速い。
縦動線:タワークレーン/ホイスト/ミニラフター/高所搬送機を負荷・サイズ・日数で配分。
横動線:フロアごとに一方通行を設定、台車専用レーンをテープで明示。
すれ違い対策:ゾーンを30分スロットで予約。電工・内装・設備のピークをずらす。
危険交差:重機旋回域と歩行者導線はカラーコーン+立入禁止で完全分離。
タワークレーン:重量物・長尺の主力。合図者1名固定、無線は予備機常備。
ホイスト(仮設昇降機):中量物の“回転力”。積載表とエレベーターログで満載運用。
チェーンブロック/レールシステム:天井材・配管ユニットに。吊り角60°以上を厳守。
電動台車・階段昇降機:集合住宅や狭小現場の救世主。段鼻養生+防振タイヤで床を守る。
選定の指標:1サイクルの人時×回数=日負荷。ここが最小になる機材が正解。
合図統一:停止・巻上げ・巻下げ・旋回の手旗・言葉を掲示。
吊り具点検:フックの開き・亀裂・捻じれ、ベルトの摩耗は毎朝目視+月次記録。
荷役範囲のゾーニング:養生ネット+転倒方向の逃げを確保。
気象対応:風速基準で運転停止、強風時は固縛再確認と人員再配置。
✅ ミニチェックリスト
[ ] 合図者・オペ・玉掛けの役割固定
[ ] 作業半径内の第三者立入ゼロ
[ ] 落下・転倒方向の退避路OK
[ ] 火気・高所・感電リスクの日替り共有
角当て+ラップでエッジ保護。
台車・床養生は静音材+滑り止め。
写真記録:荷姿・固縛・仮置き状態を入出庫で撮影→トレーサブルに。
クレーム対応:24時間以内の一次報告(写真・時刻・搬送経路・天候)で鮮度を担保。
夜間・商業ビルは静音搬送・誘導灯・作業音の分散。
道路占用は許可掲示+交通誘導員で“見える化”。
始業・終業アナウンスで近隣に“今日は何をどこまで”を通知。
前日:翌朝4便の30分スロットを確定→ラベル印刷。
当日朝:大物を先行、ホイストは満載回転、台車部隊はゾーン順送り。
日中:消耗材は**合流地点の“先出し棚”**へ→各職がセルフピック。
結果:待機ゼロ、破損ゼロ、職長の歩行距離▲28%。
荷揚げ工事の価値は、段取り×安全×品質の“同時達成”。
時間窓・動線・機材・合図・記録を“型”に落とせば、現場は止まりません。
「初日から回る仕組み」を、私たちが一緒に作ります。️✨
そして弊社では一緒に働く仲間も募集をしております♪
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