
皆さんこんにちは!
株式会社秀英舎、更新担当の中西です!
目次
今回は、建築業界の中でも重要な役割を担う「荷揚げ工事」の現場環境について一般的な市場での動向をご紹介します。
建築現場において、資材がなければ何も始まりません。その資材を“運び入れる”という裏方的な業務を担っているのが、荷揚げ職人たちです。実はこの仕事、想像以上に過酷で繊細な技術が求められる世界なのです。
荷揚げ工事とは、建築現場に建材や資材を搬入し、必要な場所まで届ける作業のことです。現場の状況に合わせて、以下のような工程が含まれます。
トラックからの資材降ろし
建物内部への搬入(階段・エレベーター使用)
作業場への資材配り・整頓
重量物の取り扱い(石膏ボード、セメント袋、鉄筋、木材など)
このように、体力と慎重さが求められる作業ですが、現場作業員の作業効率や安全性にも直結する、非常に重要なポジションなのです。
荷揚げ工事の現場環境は、以下のような厳しさを伴います。
夏は高温、冬は極寒という過酷な気象条件
資材の重さや鋭利さによるケガのリスク
建設現場特有の騒音・粉塵
狭小スペースや高層階での作業
さらに、現場によってはエレベーターが使えず、数階分を手運びで搬入するケースもあります。落下事故・腰痛・熱中症などへの対策は常に求められています。
現在、荷揚げ工事の現場では深刻な人手不足が続いています。
若年層の建設業離れ
重労働に対する敬遠
不規則な就業時間
などの要因により、常に人材確保に苦しんでいるのが現状です。とくに繁忙期(春・秋)は慢性的な人員不足が発生し、現場がストップすることも。
一方で、この仕事ならではの「誇り」や「やりがい」を感じている人も少なくありません。
**「自分が運んだ資材で建物ができる」**という実感
1日単位で働ける柔軟さ
チームで連携する達成感
こうした声も多く、「短期集中でしっかり稼げる」「体を動かす仕事が好き」という理由で選ぶ若者もいます。
荷揚げ工事は一歩間違えば大事故につながる危険もあります。だからこそ、
安全装備の徹底(ヘルメット・手袋・安全靴)
作業前のKY(危険予知)ミーティング
新人教育とベテランの指導体制
といった取り組みが、各社で強化されつつあります。
目立たない仕事かもしれませんが、建設現場において「資材を運び入れる」という荷揚げ工事の役割は非常に重要です。資材が整然と配られ、スムーズに作業が始まることで、全体の進行が大きく左右されます。
そんな荷揚げ工事は、いま環境的にも構造的にも“転換期”を迎えているといえるでしょう。
次回は、この業界の「未来」について考えてみたいと思います。
次回もお楽しみに!
そして弊社では一緒に働く仲間も募集をしております♪
お問い合わせはお気軽に♪