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日別アーカイブ: 2025年4月21日

秀英舎のよもやま話~育成~

皆さんこんにちは!
株式会社秀英舎の更新担当、中西です!

 

さて今回は

~育成~

ということで、荷揚げ工事における人材育成の現状と課題、そして未来をつくるための育成ポイントを、深く具体的に解説していきます♪

 

人手不足時代の人材育成と定着戦略とは?

いま、荷揚げ業界において最も深刻な課題は何か?
それは、「人手不足」と「人材育成の困難さ」です。

かつては「体力があれば誰でもできる」と言われていた荷揚げ作業ですが、今では安全管理・品質管理・スピード・現場マナーなど、高い技能と責任が求められる“プロフェッショナルな仕事”へと変化しています。


なぜ荷揚げ業界は人が定着しないのか?

❶ 体力勝負のイメージと過酷な環境

  • 「きつい」「暑い」「重い」「汚れる」

  • 怪我や腰痛リスクがある

  • 作業場所が現場ごとに異なり、生活リズムが乱れやすい

👷 若い人が敬遠する“3K(きつい・汚い・危険)”のイメージが根強く、定着率が低い業界とされがちです。


❷ 将来が見えづらい

  • 正社員登用の道がない業者も多い

  • 給与水準や昇給の仕組みが不透明

  • 「一生できる仕事ではない」という先入観

💬「長く働けるビジョンが描けない」ことが、若手の流出につながっているのが現状です。


❸ 技能の標準化ができていない

  • 作業内容が属人的(先輩のやり方=正解になりがち)

  • マニュアルや評価基準がない

  • 育成担当者による“当たり外れ”が大きい

📌 技能の“見える化”ができていないことで、「何を頑張れば評価されるのか」が不明確なのです。


荷揚げ工事の人材育成で押さえるべき5つのポイント


✅ ① 「感覚」ではなく「標準化」された教育を

従来の「見て覚えろ」式では、定着も育成も進みません。

  • マニュアル(写真・動画)による手順説明

  • 搬入手順/資材の種類/階段・エレベーター対応/養生方法などの分野別教育

  • 搬入前・中・後の安全確認ルーチンの標準化

📝 新人にも分かりやすい形式で、再現性の高い教育が鍵です。


✅ ② 「段階評価」で成長を“見える化”する

  • Level 1:基礎的な道具の使い方・挨拶ができる

  • Level 2:軽量資材の搬入・分別配置ができる

  • Level 3:重機・養生・報告が自立してできる

  • Level 4:新人指導・資材管理も任せられる

🎯 スキルに応じた昇給・職責・手当を明確化することで、成長意欲と定着率が向上します。


✅ ③ 「チーム教育」で“属人化”を防ぐ

  • 特定の先輩に依存する育成では、教育の質に差が出ます

  • チームで新人を育てる体制(ローテーション指導・定期フィードバック)を整える

  • 教える側への教育スキル研修(リーダー研修)も重要

👥 教え方の技術もプロのスキル。「教える力」が現場全体の力を底上げします。


✅ ④ 働きやすい「現場環境」と「評価制度」を整える

  • 労働時間・休憩時間の明確化

  • 重量物の運搬に補助具を活用(台車・背負い器・滑車など)

  • 評価基準を点数化し、努力と成果が正しく報われる仕組み

📌 評価されない環境では、人は育ちません。
「頑張れば上がれる」ルートを見せることが離職防止のカギです。


✅ ⑤ 外国人労働者・女性人材の活用

  • 技能実習・特定技能制度を活用した外国人材の導入

  • 女性スタッフでも活躍できる軽量資材分野や事前準備作業の仕組み化

🌏 多様な人材が安心して働ける環境こそ、持続可能な荷揚げ業界の基盤になります。


実際の成功事例:人材育成に取り組む荷揚げ業者の声


◆ 事例①:マニュアル&動画で新人離職率が半減

ある業者では、動画マニュアルと社内資格制度の導入により、
入社3か月以内の離職率が【35% → 12%】に改善。

💬「やるべきことが明確で、自分の成長が実感できた」との声が多数。


◆ 事例②:チーム教育と評価制度で定着率UP

毎週1回のミーティングで、先輩からのポジティブフィードバックを行う制度を導入。
“怒られっぱなし”から“褒められる文化”へ変化。

📈 これにより、半年間で定着率が20%改善、紹介入社も増加


【まとめ】「荷を揚げる」のは、人の力と心

荷揚げ工事は、現場の最前線を支える大切な仕事です。
力だけではなく、安全を守り、スケジュールを守り、資材を大切に扱う。

そのすべてが、“現場を動かす”という誇りある仕事です。

だからこそ、次世代を担う人材を「育てる覚悟」と「環境づくり」が必要です。
育てることは、未来をつくること。

私たちはこれからも、荷揚げという現場力を「人の力」で支えていきます。

 

そして弊社では一緒に働く仲間も募集をしております♪

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